日々のディスクワークで心と身体が固まっているなと感じている方へ。
毎日の長時間のディスクワークは肋間筋や腹筋など特定の筋肉を伸ばす機会を減らしてしまい、その結果、心も身体も固まってしまいます。
本記事では、ディスクワークの人が心身を整えるために最低限やって欲しいストレッチをご紹介します。
ディスクワークの人の心身を整える3つのストレッチ
ストレッチ方法1
太ももの後ろの筋肉を伸ばし脂肪も減らす
ストレッチで基礎代謝を高める
ディスクワークの人とは、特定の筋肉を伸ばす機会が減ってしまっている場合が多く、その結果、基礎代謝が減ってしまい、心身が固まりがちです。
基礎代謝とは、何もせずじっとしていても自動的に使われる、人間が生きていく上での必要なエネルギーのことです。
この基礎代謝が高ければ、自然と脂肪が燃焼され、身体が温まり、体のストレスも消してくれます。
反対に基礎代謝が低ければ、脂肪が溜まりやすく、冷え性になりやすく、体調不良になりやすく、ストレスがたまり、心身が固まってしまいがちです。
この基礎代謝を高くするのがストレッチなのです。
深い呼吸をしながらジワジワと筋肉を伸ばすことにより、新しい空気が多く体を巡り、固くなった筋肉がほぐれ、血液やリンパの流れが良くなり、それにより内臓の働きも活発になり、自然治癒力も高まり、基礎代謝が高まるのです。
太ももの後ろの筋肉を伸ばす
長時間座っていると、太ももの後ろの筋肉「ハムストリングス」が伸びずに短くなりがちです。
すると、骨盤が立ちにくくなり、歩く時も膝が伸びにくくなり、姿勢の悪い歩き方になりがちであり、ますます筋肉が固くなるという悪循環に陥りがちです。
そのため、特にディスクワークの方はハムストリングスを伸ばすことが大切です。
ハムストリングスを伸ばす方法
- 片方の足を椅子などに乗せます
- アゴを軽く引きます
- 上半身を腹部前面ごと太ももの方に傾けます
- 10秒~15秒キープします
- 決して呼吸は止めず、常に深い呼吸をします
ストレッチ方法2.
肋間筋(ろっかんきん)と腹筋(ふっきん)を伸ばし心を解放する
ストレッチで心を解放する
ディスクワークを続けていると背骨が曲がりがちです。
背骨が曲がりがちだと、肋骨の間にある肋間筋(ろっかんきん)と腹筋が縮まりやすくなります。
すると肋骨の動きが悪くなり、呼吸が浅くなりがちです。
呼吸が浅くなると、体だけではなく、心も息詰まった状態になってしまいます。
この詰まった心と体を解放するのが、胸部と腹部を伸ばすストレッチなのです。
胸部と腹部を伸ばすストレッチにより、肋骨の動きが良くなり、呼吸が深くなり、息の詰まりが解放されます。
また深い呼吸をしながらジワジワと筋肉を伸ばすことにより、 副交感神経(ふくこうかんしんけい)が優位に働き、心拍や血流が落ち着き、リラックスできるため、心と体の詰まりが解放されるのです。
肋間筋と腹筋を伸ばす方法
- 椅子の上に折った座布団を乗せます
- その上に背中と腰の中央を乗せ体を反らします
- 腕と頭の重さを解放していきます
- 10秒~15秒キープします
- 決して呼吸は止めず、常に深い呼吸をします
ストレッチ方法3.
ぶら下がって肩こりを解消する
知らぬ間に力む肩
ディスクワークの仕事をしていると、知らぬ間に肩や肩甲骨に力が入っていることがあります。
気付ければ力を抜けばいいことなのですが、常に力が入っていると、それが普通になってしまい、気づけなくなり、常に肩と肩甲骨が筋緊張した状態となってしまいます。
これが肩こりの原因でもあります。
日頃腕や肩を使っている人よりも、使っていないディスクワークの人に肩こりが多いのはこのためです。
この肩こりを解消するのが、ぶら下がりストレッチなのです。
肩こりになるとついマッサージ店に頼りたくなりますが、体をよい状態にするには、マッサージも大切ですが、自らの努力も大切なのです。
ぶら下がることにより、ディスクワークで縮まりがちな腕全体の筋肉が伸ばされ、肩こり解消に繋がります。
ぶら下がりストレッチの方法
このストレッチには、ぶら下がれる場所が必要です。
公園の鉄棒など、ぶら下がれる場所に行きます。
- ぶら下がり、腕や肩の筋肉が伸びるイメージをします。
- 10秒~15秒キープします
- 決して呼吸は止めず、常に深い呼吸をします
このストレッチは握力が必要なため最初は辛いですが、慣れてきたらぶら下がる時間を長くしていきます。
筋肉をつけることで血流も上がり基礎代謝も上がるため、肩こり解消だけにでなく、健康になり、またダイエットにもなります。
まとめ
ハムストリングスを伸ばすことで、基礎代謝が高くなり脂肪が燃え、姿勢も良くなる。
胸部と腹部を伸ばすことで、呼吸が深くなり、詰まった心と体が解放され、姿勢も良くなる。
ぶら下がることで、肩こりが解消し、筋力もアップし、健康になる。
以上、「 ディスクワークの人の心身を整える3つのストレッチ 」でした。最後までお読み頂きありがとうございました。
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牟田 昌広
・セロトニンDojo公認トレーナー
セロトニン研究第一人者・東邦大学名誉教授・脳生理学者・医師である有田秀穂さんが主催するセロトニンDojo卒業。セロトニンDojo公認のセロトニントレーナーとなりドラマーと並行して活動を始める。
長年メジャーアーティストのコンサートライブにドラマーとして数多く参加。
BUIへは健康をサポートする専門のオリジナル記事をサイト立ち上げ当初(2014)より寄稿。
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